安土桃山~江戸時代の着物

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16世紀後半、織田信長と豊臣秀吉の時代を安土桃山時代と言います。
その後、17世紀から19世紀が江戸時代になります。
この時代は比較的戦乱が少なく、庶民の生活が安定したため、文化が大きく発展しました。

武家と庶民が力を付け、貴族が表舞台に出なくなったことから、日本の衣類はほとんど小袖になりました。
また、安土桃山時代には外国との貿易も盛んで、新しい技法で小袖を装飾することも行われていました。
さらに、貿易で利益を上げた商人は豪華な衣類を好むようになり、華美な小袖も作られたようです。
なお、安土桃山時代まで、庶民の服装は男女でそれほど変わらなかったようです。

江戸時代になると、女性の小袖は大きく変化を遂げますが、男性の小袖はあまり変化せず、結果的に男女の服装の違いが目立つようになります。
その理由として、江戸時代になると男性は規則に従う表の世界、女性は自由な裏の世界にいるものという考え方が広まり、男性が自由に服装を選べなくなったためと言われています。

女性たちが自由に服を発展させていった結果、現在のような着物と帯が生まれたのです。

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