藍染め

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藍染めは、青い染め物です。
蓼の一種の「藍」を使いますが、この藍は「藍蓼」「蓼藍」とも呼ばれます。
日本の各地で作られていますが、特に有名な産地は徳島県です。

藍染めには、刈り取ったばかりの葉を使う「生葉染め」(なまばぞめ)と、葉を発酵させてから使う「建て染め」があります。
建て染めで使う発酵させた葉を「すくも」と呼び、この発酵の過程でインディゴ色素が生まれます。

生葉染めは新鮮な葉が必要で、絹は染まるが木綿や麻は染まらないという性質があります。
そのため、一般的に「藍染め」と言った場合は建て染めのことを指します。
一方、生葉染めは特別な道具や技術が要らず、染め上がりが鮮やかな青になるので、一般の人が少量染めるのに人気がある手法です。

「藍色」というのは青の中でも濃い色を指しますが、この藍色にするには、建て染めで何度か重ねて染める必要があります。
染める回数が少ないと薄い色になり、「甕覗き」「水色」などと呼ばれる色になります。

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