色々な下駄

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浴衣やカジュアルな着物を着た時には下駄を履きますが、下駄にも様々な種類があります。
そのうち、現在もよく履かれている代表的な種類をいくつか紹介します。

【駒下駄】
一般的に下駄と言われて想像する形の、二枚歯の下駄です。
横から見ると、平らな板の下に四角い棒のような歯が二つ付いています。
足を乗せる部分(台)が地面から離れているため、雨の日でも足が濡れにくく、慣れると歩く姿が格好良く決まります。
一方、靴やサンダルとは大きく形が異なるため、慣れないうちは歩きにくいのが難点です。

【小町下駄】
駒下駄の一種で、前の歯と爪先が斜めにつながり、後ろの歯が踵の下まで広がっている下駄です。
前の歯と爪先部分の間に段差がないので歩きやすく、地面に付く面積が広いので安定感がありますが、やや重いのが難点です。

【右近下駄】
台が足に沿ってカーブし、踵側がやや高くなっている下駄です。歯の形は、小町下駄に似ています。
サンダルのような履き心地で、下駄が初めてでも比較的歩きやすいため、現在の主流になっています。

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