プロが行う着物の加工

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一般の人が着物を手直ししようとしても限界があります。
一方、着物のプロは、そのままでは着用できない着物でも様々な方法で直してくれます。
どのような加工を依頼できるか、いくつかの例を紹介しましょう。

着丈が足りなくて足が出てしまう着物は、帯で隠れる部分に別布を足して伸ばします。
逆に、着丈が長すぎておはしょりが多くなりすぎる着物は、裾を切って短くします。

裄の長さは、袖付けをほどいて袖幅を調整してから付け直します。
身頃の幅(身幅)は、脇をほどいて縫い直すことで調整します。

日に当たるなどして色があせた着物は染め直します。
大きなシミができてシミ抜きをしても取れない場合は、染め直すこともありますが、シミの上から絵を描いて隠してしまうこともあります。
条件によっては、目立つ場所に汚れが付いた場合、目立たない場所の生地と入れ替えてしまうこともあります。

それなりに費用と時間はかかりますが、特に思い入れのある着物や貴重な素材の着物の場合は、このように直すことも検討すると良いでしょう。

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