名古屋帯

Pocket
LINEで送る

帯の中で最も広く使われている帯が名古屋帯です。
一重太鼓(一般的なお太鼓結び)にすることが多いのですが、角出しも粋な帯結びとして人気があります。

「胴に巻く部分を二つ折りにして縫い付けた帯が名古屋帯」と説明されることがありますが、縫い付けられていない名古屋帯も普通にあります。
歴史的な背景を踏まえて説明する場合はこの説明で正しいのですが、手持ちの帯が名古屋帯かどうか判断する場合は、長さを見ます。
名古屋帯の長さは大体3.5メートルで、二重太鼓を結ぶには少し足りない長さです。

名古屋帯は柄や織り方などによって、さまざまな場面で使えます。
種類が多いだけに選ぶときにも迷いますが、基本的には着物に合うかどうかで決めればよいでしょう。
たとえば、カジュアル向きの可愛らしい名古屋帯は、訪問着に合わせると、帯が薄っぺらに見えてしまうと思います。
逆に、準礼装にも通用する重厚な古典柄の名古屋帯は、紬に合わせると、帯だけが浮いてしまうと思います。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です