4月になると暖かい日も増えて、着物で出かけたくなることも多くなります。
お花見も着物が似合うイベントですが、レジャーシートを敷いてお酒を飲むようなお花見には、着物はあまりお勧めしません。
それでもやはり着物でお花見を…という場合は、木綿やウールの着物をお勧めします。
昔から普段着として親しまれており、自分で洗ったり、アイロンを掛けたりできるので、少しくらいならシワや汚れが付いても気になりません。
普段着として着物を着る人が少なくなったため、木綿やウールの着物は逆に手に入りにくくなってしまいましたが、お母さんやお祖母さんから受け継いだ物があれば、まさによい機会です。
また、桜のお花見に桜の着物や帯を身に付けて行くのは無粋であると嫌う人もいます。
絵に描いた花が、本物の花にかなうわけがないという意味らしいのですが、わざわざ嫌われる格好をする必要もないでしょう。
そういう着物や帯は、町歩きや食事会など、別の機会に着て行きましょう。
この時期の絵柄として、桜の他に人気があるものとしては、藤や牡丹などが上げられます。