着付け小物の役割

Pocket
LINEで送る

着付け小物とは、着物を着るときに使用する小物のうち、外から見えない補助的な道具を指します。
着付けをする人の流儀によって様々な道具が使われますが、基本的には腰紐、伊達締め、帯板、帯枕があればよく、その他の特別な道具は、基本の道具の改良版です。

腰紐は、着物を体に固定するための紐です。
1本は文字通り腰の辺りで締めますが、胸元でも1本締めて、衿が動かないようにします。
胸元で締める紐は胸紐とも呼ばれますが、物自体は腰紐と同じです。
腰紐は着物だけですが、胸紐は襦袢と着物の両方で使い、さらに、帯を結ぶときに仮紐としても使うことがあるので、合計で約4本の腰紐が必要になります。

伊達締めは、胸紐を締めた上に締める物で、その役割は衿周りが崩れないようにすることと、胸紐の結び目やだぶついた布などを覆い隠すことです。
襦袢と着物の両方で使うので、合計2枚必要です。

帯板は、帯の前部分に皺が寄るのを防ぐために使います。
帯枕は、お太鼓の土台を作って、帯が下がるのを防ぐ物で、半幅帯には使いません。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です