帯の柄の入り方

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帯は、柄の入り方によって3種類に分けられます。

【全通柄】
全体に柄が入っています。一般的には繰り返し柄です。
帯のどこが正面になっても、お太鼓になっても構わないので比較的初心者向けですが、全体的に厚みが出やすく重いという難点があります。

【六通柄】
全通柄を簡略化したもので、胴に巻かれて見えなくなる部分を無地の布に替えた帯です。
全通柄よりも安価にでき、締めやすく軽くなるため、現在の主流です。
六通の「六」とは、全体の6割に柄が入っているという意味です。
それほど多くは使われていませんが、全体の4割に柄が入る四通帯というものもあります。

【お太鼓柄】
ポイント柄とも呼ばれます。
お太鼓になる部分にだけ柄が入っている帯で、多くは、それに対応して胴の前の部分(お腹部分)にも柄が入っています。こちらの柄のことは「腹紋」(はらもん)と言います。
絵画的な表現ができるため人気がありますが、締めたときに綺麗に柄を出せるようになるには慣れが必要です。

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