襲(かさね)

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襲とは、重ねて着る着物のことや、着物を重ねて着ることを言いますが、襲の色の組み合わせのことも言います。
正しくは「襲の色目(かさねのいろめ)」と言い、その省略形です。
たとえば「黄柳の襲(きやなぎのかさね)」とは、表に近い方が薄い黄色、下の方が緑の組み合わせです。
必ずしも上の着物と下の着物の色を指すわけではなく、表地と裏地のこともあります。

襲の色目の概念が生まれ、色の組み合わせにそれぞれ名前が付いて定着したのは平安時代とされています。
ただし、これを総称して「襲の色目」と呼ぶようになったのはもっと最近で、江戸時代の頃ではないかと言われています。

日常生活の中で普通に出てくる表現ではありませんが、着物と八掛などの色を組み合わせる時に襲の色目を意識する人はいます。
また、結婚式で花嫁さんが十二単を着るような時には、伝統に従った襲の色目に従うことが多いようです。

最近では、伝統的な襲の色目とは別に、きれいな配色に名前を付けて襲と呼ぶこともあります。

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