丸洗いと洗い張り

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着物の洗濯方法には、丸洗いと洗い張りという2種類の洗い方があります。

丸洗いは、洋服で言うところのドライクリーニングで、特別な薬剤を使って着物をそのまま洗います。
汗など水溶性の汚れが落ちにくいのが難点ですが、比較的短時間で安く汚れを落とせます。
通常、着物を洗いに出すと言えば、丸洗いのことです。

洗い張りは伝統的な洗濯の方法で、いったん着物をほどいてから水洗いをし、再度仕立て直します。
水洗いをした生地を板に張って乾かすことから、洗い張りと呼ばれます。
ほどいて仕立て直すために時間がかかり、費用も高くなりますが、丸洗いでは落ちない汚れも落ちます。
大切な着物の場合、丸洗いをしても薄汚れた感じが取れなくなってきたら、洗い張りを検討した方が良いでしょう。

昭和の初め頃までは各家庭で洗い張りをする習慣があり、自分たちで着物をほどいて縫い直していました。
現在では家庭で洗い張りをすることはほとんどなくなりましたが、当時覚えた技術によって、今でも着物を縫い直せるという人は意外に多くいます。

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